VMware - 仮想マシンイメージのコピーでネットワーク接続不可に!

Updated:


※この記事は12年以上前に投稿されたもので、情報が古い可能性があります。

仮想マシン VMware Player 等の VMware 製品で、都合により仮想マシンのディスクイメージの配置先を変更した場合の処理についてです。

仮想マシンイメージの配置先変更後最初の起動時にイメージを「移動した」のか「コピーした」のか聞かれると思います。 「移動した」のならそれでよいのですが、誤って「コピーした」を選択するとゲストOSにネットワーク接続ができなくなるという現象に遭遇します。

実際、ifconfig コマンドで確認しても eth0 や eth1 は無く lo だけしか表示されません。

当方で確認したゲストOSは CentOS 6.2 です。

原因と対策Permalink

当方が確認した VMware は Player 4.0.4 です。 VMware Player の他のバージョンや VMware Server 等の他の製品でも同様だと思います。(未確認)

原因Permalink

  • 仮想マシンイメージをコピーすると、ネットワークの MAC アドレスが変更される。
  • ゲストOS(今回は CentOS)側では、違うネットワークカードと認識する。
  • 既存の eth0 が eth1 に変更になり、新規のネットワークが eth0 として作られる。
  • eth0 が eth1 に変更になっている上に eth1 の設定がないため、ネットワークにアクセスできなくなる。

対処(1) udev ルールファイル修正Permalink

eth0 用と eth1 用の記述が存在するはず。 eth1 の部分に記述されている MAC アドレスが本来の MAC アドレスなので、その MAC アドレスを eth0 の MAC アドレス部分に上書きする。 そして、eth1 は不要になるので削除する。

対処(2) ifcfg-eth0 の修正Permalink

ifcfg-eth0 に記述されている HWADDR = XX:XX:XX:XX:XX:XX は不要なので削除する。 そして、ゲストOSを再起動する。 これで、ネットワーク接続が問題なくできるはずです。 また、ifconfig コマンドでも eth0 が表示されます。

参考サイトPermalink


今回はゲストOSが CentOS のケースでしたが、もし VMware でイメージの配置場所を移動してネットワークが繋がらなくなったら、MAC アドレスの変更を疑ってみたら解決するかもしれません。

以上。





 

Sponsored Link

 

Comments