Debian 8 (Jessie) - POP/IMAP サーバ Dovecot 構築!

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※この記事は9年以上前に投稿されたもので、情報が古い可能性があります。

Debian GNU/Linux 8 (Jessie) に POP/IMAP サーバ Dovecot を構築する方法についての記録です。

以前古いバージョンでの作業時に残していた記録を参考に作業を行い、今回更新した作業記録を貼付する形式の内容となっています。
(当然ながら、興味がなければスルーしてください)

0. 前提条件Permalink

  • Debian GNU/Linux 8 (Jessie) での作業を想定。
  • 接続元のマシンは Linux Mint 17.1(64bit) を想定。
  • 接続可能なマシンのネットワークは 192.168.11.0/24 を想定。
  • ドメイン名は mk-mode.com、サーバホスト名は vbox を想定。
  • IPv6 は使用しないことを想定。

1. Dovecot のインストールPermalink

POP/IMAP サーバ Dovecot を以下のようにしてインストールする。

# apt-get -y install dovecot-common dovecot-pop3d dovecot-imapd

2. 設定ファイル dovecot.conf の編集Permalink

File: /etc/dovecot/dovecot.conf

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listen = *  # <= IPv6 を使用しない場合

3. 設定ファイル 10-auth.conf の編集Permalink

File: /etc/dovecot/conf.d/10-auth.conf

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disable_plaintext_auth = no    # <= プレーンテキスト認証も許可

auth_mechanisms = plain login  # <= 認証時のパスフレーズ送信方式

4. 設定ファイル 10-mail.conf の編集Permalink

File: /etc/dovecot/conf.d/10-mail.conf

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mail_location = maildir:~/Maildir  # <= メールボックス形式をMaildir形式

5. 設定ファイル 10-master.conf の編集Permalink

File: /etc/dovecot/conf.d/10-master.conf

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6
# Postfix smtp-auth
unix_listener /var/spool/postfix/private/auth {
    mode = 0666
    user = postfix   # <= ユーザ
    group = postfix  # <= グループ
}

6. Dovecot の再起動Permalink

# systemctl restart dovecot

7. ファイアウォール(ufw)の設定Permalink

実際に運用する場合は、TCPポート 110(POP3), 143(IMAP) を開放する必要がある。

# ufw allow 110,143/tcp
Rule added
Rule added (v6)

# ufw status
    :
110,143/tcp                ALLOW       Anywhere
    :
110,143/tcp                ALLOW       Anywhere (v6)

8. メールソフトの設定Permalink

Postfix, Dovecot 構築が完了すれば、メールソフトでメールの送受信が可能になる。
メールソフトでは以下のように設定すればよい。

  • メールアドレス:アカウント名@メールホスト名
  • パスワード:アカウントのパスワード
  • 受信メールサーバ:POP or IMAP
  • 受信メールサーバアドレス:メールホスト名(内部なら サーバローカルIPアドレス でもよい)
  • 受信メールサーバポート番号:110(POP) or 143(IMAP)
  • ログオンユーザ:アカウント名
  • 送信メールサーバアドレス:メールホスト名(内部なら サーバローカルIPアドレス でもよい)
  • 送信メールサーバポート番号:25
  • 送信認証:「必要」

以上。





 

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