Nginx - バージョン情報隠蔽!

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※この記事は11年以上前に投稿されたもので、情報が古い可能性があります。

Web サーバのバージョン情報を公開するのはセキュリティ上よろしくないので、Nginx のバージョン情報を隠蔽する。

ソースをビルドしてインストールする方法・基本設定については過去記事を参照。

0. 前提条件Permalink

  • Linux Mint 14 Nadia (64bit) での作業を想定。
  • Nginx 1.2.6 がソースビルドによりインストール済み。
  • パッケージを利用してインストールした Nginx とはディレクトリ構成等が若干異なる。 (別途作成したヴァーチャルホストの設定ファイルを取り込む形式になっていたり・・・)

1. HTTP レスポンスヘッダ確認Permalink

現状の HTTP レスポンスヘッダを curl で確認してみる。
Server: nginx/1.1.19 とバージョン情報が取得できてしまう。

$ curl -I http://localhost
HTTP/1.1 200 OK
Server: nginx/1.2.6
Date: Sat, 29 Dec 2012 04:45:55 GMT
Content-Type: text/html
Content-Length: 177
Last-Modified: Wed, 24 Oct 2012 01:13:33 GMT
Connection: keep-alive
Accept-Ranges: bytes

2. Nginx 設定編集Permalink

Nginx の設定ファイル /usr/local/nginx/conf/nginx.confhttp ディレクティブに以下のように記述を追加する。
実際には、デフォルトでコメントアウトされているので、コメント解除するだけ。

File: /etc/nginx/nginx.conf

1
2
3
4
5
http {
  :
  server_tokens off;  # <= 追加
  :
}

3. 設定リロードPermalink

設定を有効化するためにリロードする。

$ sudo service nginx reload

4. HTTP レスポンスヘッダ再確認Permalink

現状の HTTP レスポンスヘッダを curl で確認してみる。
Server: nginx とバージョン情報が表示されなくなった。

$ curl -I http://localhost
HTTP/1.1 200 OK
Server: nginx
Date: Sat, 29 Dec 2012 04:50:13 GMT
Content-Type: text/html
Content-Length: 177
Last-Modified: Wed, 24 Oct 2012 01:13:33 GMT
Connection: keep-alive
Accept-Ranges: bytes

これで、バージョン情報を隠蔽することが出来ました。

以上。





 

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