Scientific Linux - ivtv モジュールでカーネルパニック!
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Scientific Linux 6.3 (64bit) のデスクトップ環境(GNOME)を構築した当初発生した不具合についてです。
以下に、現象と対策を記録します。
作業記録Permalink
0. 前提条件Permalink
- Scientific Linux 6.3 (64bit) + GNOME 環境を想定。
- I-O Data の GV-MVP/RX という TV チューナーカードを搭載している。
1. 発生現象Permalink
マシンを起動する際にカーネルパニックが発生する。 実際には、ivtv モジュールを読み込む際にエラーとなっているようなメッセージを出力する。 ivtv とは TV キャプチャカードを使用する際に使用するモジュールです。 マシンに TV チューナーカードを搭載していることや、Web で調べた結果、ivtv が影響していると判断した。 その TV チューナーカードとは、このマシンに Windows XP をインストールしていた際に使用していた TV チューナーカードです。 ちなみに、今は搭載したままで使用していません。
2. ivtv モジュール読み込みの確認Permalink
ivtv モジュールの読み込み状況を確認してみる。
# dmesg | grep ivtv
ivtv: Start initialization, version 1.4.2
ivtv0: Initializing card 0
ivtv0: Autodetected I/O Data GV-MVP/RX, GV-MVP/RX2W (dual tuner) card (cx23416 based)
ivtv 0000:05:00.0: PCI INT A -> GSI 16 (level, low) -> IRQ 16
saa7115 0-0021: saa7115 found (1f7115d0e100000) @ 0x42 (ivtv i2c driver #0)
upd64031a 0-0012: chip found @ 0x24 (ivtv i2c driver #0)
upd64083 0-005c: chip found @ 0xb8 (ivtv i2c driver #0)
wm8739 0-001a: chip found @ 0x34 (ivtv i2c driver #0)
vp27smpx 0-005b: chip found @ 0xb6 (ivtv i2c driver #0)
IRQ 16/ivtv0: IRQF_DISABLED is not guaranteed on shared IRQs
ivtv0: Registered device video0 for encoder MPG (4096 kB)
ivtv0: Registered device video32 for encoder YUV (2048 kB)
ivtv0: Registered device vbi0 for encoder VBI (1024 kB)
ivtv0: Registered device video24 for encoder PCM (320 kB)
ivtv0: Initialized card: I/O Data GV-MVP/RX, GV-MVP/RX2W (dual tuner)
ivtv: End initialization
ivtv 0000:05:00.0: firmware: requesting v4l-cx2341x-enc.fw
ivtv0: Loaded v4l-cx2341x-enc.fw firmware (376836 bytes)
ivtv0: Encoder revision: 0x02060039
確かに ivtv モジュールを読み込もうとしているようだ。
3. 対策その1Permalink
現在 TV チューナーカードは使用していないので、ivtv モジュールを読み込まないように設定する。 色々で調べてみると実際は ivtv-firmware というモジュールのようなので、これをアンインストールしてみる。
# rpm -q ivtv-firmware
ivtv-firmware-20080701-20.2.noarch
# rpm -e ivtv-firmware
※rpm -q
で確認、rpm -e
で削除。
4. 確認その1Permalink
ivtv モジュールを削除した状態でマシンを再起動してみる。 残念ながら、まだ数回に1回は同じカーネルパニックを発生させる。
5. 対策その2Permalink
マシンに搭載している TV チューナーカードを取り外してみる。
4. 確認その2Permalink
TV チューナーカードを取り外した状態でマシンを再起動してみる。 今度は、無事カーネルパニックを発生させなくなりました。
とりあえず、今のところはカーネルパニックは発生しなくなりましたが、たまたまかもしれません。 もう少し様子を見てみることにします。
以上。
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