黄道傾斜角について!

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※この記事は8年以上前に投稿されたもので、情報が古い可能性があります。

黄道傾斜角(黄道面の赤道面に対する傾斜角)の計算式についての備忘録です。

一般に「23.4度」や「約23度26分」などと近似値が紹介されますが、実際は時々刻々と少しずつ変化しています。

以下に記録するのは、任意の時刻の黄道傾斜角を求める計算式です。(但し、ここでの黄道傾斜角は「平均黄道傾斜角」)
(当然、赤道傾斜角(赤道面の黄道面に対する傾斜角)も同義)

黄道傾斜角の計算式Permalink

国立天文台報第11巻「暦象年表の改訂について」で紹介されている計算式。

=84381.40646.836769T0.0001831T2+0.00200340T35.76×107T44.34×108T5

但し、T は J2000.0(2000年1月1日12:00 TT、ユリウス日 JD = 2451545)からの経過日数を36525日単位で表したユリウス世紀数で、

T=(JD2451545)/36525.0

である。

その他Permalink

以下のように紹介しているページも存在する。

=84381.40646.836769T0.00059T2+0.001813T3

ここの T も前項の T 同様に J2000.0 からの経過ユリウス世紀であるが、地球時 TT でなく世界時 UT としている(J2000.0 の定義と異なる)。

また、より深く調査してみれば、他にも計算式がいくつか存在する。


太陽等の位置(黄経、黄緯)を正確に計算する際に必要になる情報についてでした。

以上。





 

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